流体集積回路システム

流体集積回路によるコピー数のデジタルカウント

BioMark

DNAのコピー数の正確で安定した定量は従来の技術では難しく、PCR、マイクロアレイにおいてコピー数は連続的な値として計測され、離散的な値を推測していた。その為、得られた結果の判別が難しい場面にしばしば遭遇する。 BioMark(Fludigm社)は半導体集積回路などに用いられている微細加工技術を転用して作られた流体集積回路を使用してDNAコピー数のデジタルカウントを行う。流体集積回路とは基板上に作られた微細化学実験系であり、BioMarkでは数万のセル(区切り)が搭載されている。これらの膨大なセル群でtaqman-PCRを行い、個別に目的断片の有無を計測することが可能である。コピー数が0, 1, 2の既知領域において、0、0.49、0.98といった理想に近い値が得られることも確認された。 母体血中に流れる胎児由来の21番染色体DNAの測定によるダウン症の診断などの、これまでに難しかった測定にも有効であるため実際の臨床応用が期待される測定技術である。