肥満と食欲に関する新規神経シグナルに関する東北大片桐研究室との研究成果

東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター(先進医療開発部門再生治療開発分野)の片桐秀樹教授のグループとゲノムサイエンス分野との共同研究の成果がCell Metabolism誌3月号に掲載されました。

肥満になると食欲にブレーキがかかりにくくなる(レプチン抵抗性)仕組みとして、内臓脂肪から神経を通して食欲を調節する機構があり、これが食欲のブレーキに関わることが見いだされました。

この新規神経シグナルを標的として、新たな肥満・糖尿病に対する治療法の開発につながることも期待されます。

Yamada T, Katagiri H, Ishigaki Y, Ogihara T, Imai J, Uno K, Hasegawa Y, Gao J, Ishihara H, Niijima A, Mano H, Aburatani H, Asano T, Oka Y.
Signals from intra-abdominal fat modulate insulin and leptin sensitivity through different mechanisms: neuronal involvement in food-intake regulation.
Cell Metab. 2006 Mar;3(3):223-9.

カテゴリー: ニュース パーマリンク