CSHL meeting 2018 Epigenetics and Chromatin 見聞記

9月11日―15日 アメリカのCold Spring Harbor Laboratoryで開催されたEpigenetics and Chromatinのミーティングに参加させていただきました。

DNA二重らせんを発見したワトソンの在籍した由緒ある研究所で、世界の分子生物学、バイオインフォマティクスの最前線をゆくところです。New York州にあるとはいえ、市街地から1時間ほど離れた海沿いの街で、すぐ隣には海とヨットハーバーが見えるのどかな環境で、研究室のつくりもあたかもペンションのような見た目で、日本との違いに驚くばかりでした。

会期中は朝から晩まで最先端の研究について熱い討議がなされ、クロマチン三次元構造に関する新しい概念 phase separationや最先端の技術を駆使した一細胞レベルでのゲノムの3次元構造解析、enhancer interaction解析、画像解析など、その分野のfrontierに触れることができた非常に濃密な時間でした。

会を通して非常にオープンな雰囲気で、発表テーマについてはもちろんのこと、日々の疑問や他のラボのPI、ポスドク等ともフランクに話すことができ、とても貴重な経験を得られました。

今回は野村が心不全における心筋細胞の一細胞解析、エピゲノム解析についてポスター発表を行い、多くの方が興味を示されるとともに、さらに深めるためのsuggestionも多くいただくことができました。会を通して研究の次のステップへの足掛かりも複数得られ、さらに有意義な結果を出せるようにしたいです。

藤田、野村

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