超音波破砕装置

E-Series (E220), S-Series (S220) (Covaris社)

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Covaris E-Series (E220)

Covaris S-Series (S220)

 

 

 

 

 

 

次世代シーケンサーによるゲノムDNAの配列解析ではDNAサンプルの断片化が必要になり、均一な長さのDNA断片を得ることがその後のシーケンス効率に影響する。 DNAサンプル断片化法としては、酵素的に切断する方法と、超音波照射などで機械的に切断する方法に分けられるが、超音波照射による断片化では切断部位がランダムに生じるので、その後のデータ解析のバイアスが減る傾向がある。Covaris社の超音波破砕装置は、高出力で非常に安定した一点集中型の超音波を発生するので、断片化が均一に、かつ再現性よく行われるため、次世代シーケンサーでのDNA断片化のスタンダードな装置になっている。現在は2台の機器が稼働しており、S-SeriesS220)では、サンプル1本ずつのマニュアル処理なので、多数のサンプル処理には手間がかかるが、E-Series (E220)では、96サンプルまでの連続処理機構を搭載することにより、長時間(12時間)かかる処理を終夜運転で行うことができ、作業者の負担を減らせる。