BD FACSVerse™
フローサイトメーターは、流路に流した細胞の状態を、レーザー光による励起光を照射して生じる屈折光や蛍光の大きさ・波長を用いて、自動で測定できるツールである。
このフローセル内方式のフローサイトメーターは、レーザー照射部が固定されたフローセルにあるため、光軸調整にかかる手間がほとんどなく、測定感度が優れているのが特徴である。スタートアップ、シャットダウンを含めて、必要な操作がほとんど自動化されており、研究者が覚える手順はほんのわずかで済むため、我々はアポトーシスや細胞周期の状態を蛍光標識する培養細胞やモデル動物を用いて、効率よく解析を行うことができている。