東京大学医学系研究科の宮園研究室とTGFβおよびBMPシグナリングを担う転写因子であるSmadの標的遺伝子について共同研究を進めています。今回はHaCaT細胞と肝芽腫由来細胞株HepG2におけるSmad2/3の結合領域をChIP-seq解析により決定し、HepG2細胞では肝臓特異的な転写因子であるHNF4αとSmad2/3の結合部位の3分の1が重なっており、両者が協調的に作用することを見いだしました。本成果は6/6付けの米国生化学会誌(JBC)オンライン版に掲載されました。
Cell-type specific target selection by combinatorial binding of Smad2/3 and hepatocyte nuclear factor 4α in HepG2 cells.
Mizutani A, Koinuma D, Tsutsumi S, Kamimura N, Morikawa M, Suzuki HI, Imamura T, Miyazono K, Aburatani H.
J Biol Chem. 2011 Jun 6. [Epub ahead of print]