肝細胞がんの統合ゲノム解析

当研究室の辰野健二研究員および山本尚吾研究員はThe Cancer Genome Atlas (TCGA)の肝細胞がんプロジェクトに参加してきましたが、統合ゲノム解析に関する論文が6/15付けでCell誌のオンラインに掲載されました。2014年に発表した肝細胞がん500症例の論文1では、変異signature解析における民族間比較を行うためにTCGAデータを活用してきましたが、本論文でも転座によるTERT遺伝子の活性化の検出などで貢献しました。

Comprehensive and Integrative Genomic Characterization of Hepatocellular Carcinoma

http://www.cell.com/cell/abstract/S0092-8674(17)30639-6

1.  Totoki Y, Tatsuno K, et al. Trans-ancestry mutational landscape of hepatocellular carcinoma genomes. Nat Genet. 46(12):1267-73. 2014

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【第12回国際ゲノム会議】

 

第12回国際ゲノム会議

第12回国際ゲノム会議 ”from Genome to Life”

日時:2017年6月27日(火)~29日(木)

会場:一橋講堂(学術総合センター内)

⇒ HP

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【LSBM Spring Camp】平成30年度 大学院進学説明会

東京大学 先端科学技術研究センター システム生物医学ラボラトリー(LSBM)では、システム生物学的なアプローチから医学の進歩に貢献する研究を進めています。本研究施設は世界有数のプロテオミクス・ゲノミクスの解析機器と情報処理能力を有し、分子細胞生物学、ゲノム科学、合成生物学、情報科学、計算科学を融合して、癌や生活習慣病の病態の解明と新規治療薬の開発を目指した研究を行っています。当研究所(東京大学工学系研究科、医学系研究科、理学系研究科など)への進学希望者を対象に、我々の研究内容を深く理解していただくための説明会を兼ねたスプリングキャンプを開催いたします。ぜひご参加ください。合わせて、研究員として参画を希望される方もぜひご連絡下さい。

日時 5月27日午前11時〜5月28日午後3時30分
場所 東京大学先端科学技術研究センター(駒場リサーチキャンパス)
詳細・お申し込み 以下のサイトからお申し込み下さい。

http://www.lsbm.org/spring2017/index.html

PDFダウンロード: LSBM_springcamp_poster

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【更新情報】研究室メンバー

メンバーのページを更新しました。

http://www.genome.rcast.u-tokyo.ac.jp/member

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オリゴデンドログリオーマのゲノム多様性

低悪性度神経膠腫のうち、オリゴデンドログリオーマはアストロサイトーマと比べて初回治療後の増殖速度は緩除で、化学療法に対する感受性も高いことが知られています。しかし、この両者の臨床的な違いに関して分子生物学的には、これまでほとんど明らかにされていませんでした。

今回、大学院生の相原功輝さん(東京大学脳神経外科)は、オリゴデンドログリオーマの初発時及び再発時の検体を次世代シークエンサーを用いて網羅的に比較解析を行いました。初発時から再発時の検体それぞれに固有の遺伝子変異が認められ、神経膠腫の分子的多様性を示唆するものの、悪性化を強力に促す変異の獲得はみられず、メチル化プロファイルに関しても極めて安定した状態であることが明らかになりました。この結果は同腫瘍の臨床的特徴を反映していると言えました。

本研究は、本学附属病院脳神経外科の武笠晃丈講師、斉藤延人教授らとの共同研究により行われたもので、2017年3月7日に電子ジャーナル「Acta Neuropathologica Communications」に掲載されました。

https://actaneurocomms.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40478-017-0422-z

 

Genetic and epigenetic stability of oligodendrogliomas at recurrence.

Aihara K, Mukasa A, Nagae G, Nomura M, Yamamoto S, Ueda H, Tatsuno K, Shibahara J, Takahashi M, Momose T, Tanaka S, Takayanagi S, Yanagisawa S, Nejo T, Takahashi S, Omata M, Otani R, Saito K, Narita Y, Nagane M, Nishikawa R, Ueki K, Aburatani H, Saito N.

 

なお、本研究は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「次世代がん研究シーズ戦略育成プログラム(P-DIRECT)」及び「次世代がん医療創生研究事業(P-CREATE)」の科学研究費補助金の支援を得て行われました。

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