2017 Cold Spring Harbor Laboratory Meeting, “Single Cell Analyses”

2017年11月8〜11日コールドスプリングハーバー研究所で開催された「シングルセル解析」のミーティングに参加しました。
様々な生命現象をシングルセルレベルで理解しようという世界最先端の研究者が集い、研究成果を議論し合いました。
個体レベルでシングルセルトランスクリプトームを解析するのはもはや当然の技術であり、凍結保存した個体臓器から単離した核の全RNA情報を捉えて病態を理解する技術や、シングルセルトランスクリプトームデータからノイズを除いて真の遺伝子発現情報に近づけるアルゴリズム開発など非常に魅力的な発表がありました。
またトランスクリプトームをエピゲノムやタンパク、空間情報、形態、機能などと細胞レベルで連結する手法の開発なども盛んに行われており、寒くなってきたニューヨークとは対照的に熱く発展するSingle Cell Analysesの分野を体感することができました。
本ミーティングの内容を生かして今後の研究の発展に繋げようと思います。
野村 征太郎
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