3rd TCGA Annual Scientific Symposium

開催時期 2014年5月12-13日

TCGA(がんゲノムアトラス)が毎年1回開催するシンポジウム。ワシントンDC郊外のBethesdaにあるNIHで開かれる。進行中のTCGAプロジェクトの総括的な話、個々のがん種での進行状況などが報告される。参加者は400名ほど、30のtalkと120くらいのポスター発表があるが、発表する内容は必ずTCGAのデータを使用したものであること、という制限がある。

Keynote にはシカゴ大のRobert Grossmannが招かれ、BigData the Communityというタイトルで世の中一般のBig DataとBiomedical science でのBig Dataの本質的違いについて説明し、今後十年の展望を解説。

このシンポジウムでは演題のほかにWorkshopとして、TCGA Data Potalの使い方などの解説がある。TCGAのデータは誰にでもアクセスできるが、制限公開データを利用するためには多少複雑な手続きが必要で、その申請方法を解説するworkshopに参加できたことは有意義であった。

NIHのキャンパスに入るには空港並みのセキュリティーチェックを受けなければ入れませんが、内部は緑が多く広々としていて、素晴らしい環境です。(辰野)

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